
口に出すことばを意識してみましょう。
無意識に口にしていることば たとえば 「疲れた」ということば 「疲れた」は「憑かれた」とも書きますから 憑依されることを招いてしまうかも…なんてことを聞いた事があります。
声に出して発する音を1番 間近で聴いているのは自分自身。 私を構成する60兆の細胞には常に栄養に満ちたパワフルな言葉を与えていたいもの。 この度は 口に出すことばを意識してみましょう。
ふだんどのような言葉を多くつかっていますか?
わたしたちは声にだして伝えるという 生体機能をもっています。 それは大変有難い機能で 情報の伝達をスピーディーに行うことができます。
もしも声に出せなければ 情報を伝達する事に若干のタイムラグが生ずることもあります。 声というのは声帯という器官だけがもたらしてくれているのではなく 私たちのからだの実に様々なパーツが共鳴しあって「発声」という現象を起こすことができています。
声を出す 声帯振動が音源を生成し、声通の形状によって決定される声動伝達関数と 口唇からの放射特性を直列に接続したフィルタを音源が通過して 音声は生成されるといわれています。
喉頭と声帯の解剖学書籍を読めば読むほど その複雑な人体の仕組みにより「奇跡的に」声が作られていることがわかります。
まず音声生成 音源を生成する器官は喉頭。 喉頭は頸部の中央前方、舌骨の下に存在。 喉頭上腔は下咽頭に 喉頭下部は気管に接続しています。 下咽頭筋等に支持されてその可動性が保持されているそうです。
喉頭は呼吸における解放、及び、嚥下(飲み込む動作)時に下気道を 保護するための閉鎖という重要な生命維持機能を持ち、「開く閉じる」という 対立する動作の軸で捉えると「発声」は適度に閉じるという中間的動作という 位置付けのようです。
主たる筋肉は内喉頭筋 外 喉頭筋 もちろん 外肋間筋 横隔膜筋も影響。 いろいろな筋肉、骨に支えられて 脳神経からも与えられる電気刺激神経伝達によってやっとやっと声が出せる仕組みになっています。
そうそう!歯が抜けても、口内炎ができて痛いときもちょっといつもの発声とは 違ってきたりしますね(^^)
コミュニケーションの手段なんて簡単に表現してしまいがちですが 伝えられる「ことば」というもの。 時にはじっくり選んで大切に口にしたいものですね。 与えられている身体に感謝して 奇跡的にできている日常生活を楽しんで生きていきましょう